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| 2002/12/01掲載 |
国際グラフ (人と企業) 【P34、P35】 |
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池上工作所
久留米市梅満町1615-1
TEL 0942-32-6073
http://www.ikegami21.com
対談 代表 池上輝夫
ゲスト 本郷功次郎(俳優) |
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産業機械のオリジナル製作で総合的な技術力を培った池上工作所が環境産業へと守備範囲を拡大している。
中でも水へのこだわりは強く、注目の磁力や波動の力を取り組んだベクトル波動水発生器は従来の浄化器とは異なるパワーが好評だ。
更にセラミックボールを用いて生ゴミを液状にし、培養菌で浄化して配水管に流す生ゴミ生産装置は、廃液が土壌活性剤になるなど21世紀の循環型社会を具現化している。
ご子息である晃氏へと受け継がれる技術と技術屋魂の新たなる結晶にも期待したい。 |
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画期的な再生装置で生ゴミを水に完全リサイクルで循環型社会に貢献
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21世紀の循環型社会を目指す新しい生ゴミ生産装置「YMGI-53(よみがえるゴミの意)」の前で |
本郷 本日は生ゴミ再生装置やベクトルは波動水発生器などで高い評価を得ておられる池上工作所さんを訪ねました。まずこれまでの歩みからお話ください。
池上 私どもはもともと町の鉄工所として創業しまして、高度成長時代を背景にベルトコンベア-や簡単なロボットなど産業機械の繋ぎ的役割を果たす機械の製作及び部品加工、修理などを従事してきました。
本郷 お客様の要望に合わせてオリジナル製作されてるのですか。
池上 その通りです。オリジナル産業機械の製作に当たっては、まずお客様が機械に求められることを様々な角度から伺った上で簡単な図面を作成し、それを下地により具体的な図面を描いてお客様と更に相談を重ねながら製作工程に入るようにしていますので、お客様の用途に適した機械を製作することが可能となります。
本郷 図面も何も無い段階から作り出される訳ですから、ご苦労も多いのでは。
池上 だからこそ完成した時の喜びも大きいのですよ。結果的に総合的な技術力を培えたのではないかと考えていますので、「こんな機械があればいいな」と考えておられる方はお気軽にご相談頂きたいですね。また、当社では産業機械以外にもゴム製品の金型設計及び製作も手掛けています。
本郷 そんな池上工作所さんが生ゴミ再生装置や波動水発生器を手掛けられたきっかけといいますと。
池上 長引く不況で当社も守備範囲を広げる事が不可避になりました。そこでまだ成熟の域には達していないものの今後伸びる余地が大きい産業と言うことを考えた時、宇宙産業、環境産業、IT産業の3つしか結論に達したわけです。しかし、宇宙産業は私どものような町の鉄工所が目指す世界ではありませんし、IT産業もハイレベルな専門知識や技術が求められる為、このような分野はごく限られた人しか携われない世界であると認識することに。そうなると残された世界は環境産業しかない―これが息子の晃と2人で出した答えでした。
本郷 21世紀は環境が優先される社会になりますものね。
池上 しかも環境産業は自動車産業に匹敵するほどの市場が期待できると共に、自動車産業と同様かかわる人々の据野の広さが大きい点にも魅力を覚えました。と言いますのも、例えば建築産業や土木産業は携わる業界の人のみが恩恵に浴しますが、自動車を一台生産するに当たっては多岐にわたる業界の人達がかかわっているでしょう。
本郷 無数の部品が使われていますが、その一つ一つにも多くの人の知恵や努力が込められていますものね。
池上 環境産業もしかりで、例えば私どもの生ゴミ再生装置にしてもそれを管理するのにシルバーの方を登用できますし、生ゴミ回収なら学生アルバイトでもできます。そうした意味では地球環境の改善に貢献すると言う大きなテーマのみならず、雇用面からも多くの人達が恩恵を受けることができ市場的にも大きな期待が持てる―これを総合的に判断した上でまさに21世紀型産業であるとの確認に達し、まずは水を改善する機械に取り組みました。そして、水を研究するうちに生ゴミにも関心を持つようになり生ゴミ再生装置に着手した次第ですが、それが4年ほど前のことです。
焼却不要でダイオキシンも無縁
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生ゴミ処理の実演を体験中 |
本郷 では、こちらの技術力の結晶である「生ゴミ生産装置の特長をご紹介下さい。
池上 現在のところ小規模小売店及び外食レストランなどを対象にした特許出願済みの小型生ゴミ分解分解生産装置「もどる君」、更にそれより処理能力の大きい「リターンエース」と自動投入装置を基本に展開していますが、私どもの生ゴミ生産装置は「生ゴミは水に還すことがベスト」と言う発想が原点になっています。ちなみに「ゴミ」とは人間が勝手に付けた呼び名であり私どもでは「ゴミさん」とさん付けで呼んでいますが(笑)、生ゴミはもともと水と空気からできていますし、従来のようにゴミを潰したり崩したりと言う方法を前提にするのではなく、「ゴミさんはまだ生きている」と言う事を認識しつつ機械製作に当たりました。
本郷 そのあたりをわかりやすく教え頂けますでしょうか。
池上 大根を例に挙げますと、固体のまま捨てたり流したりすれば生ゴミになったり配水管が詰まったりしますが、すり潰した液状にする事で生ゴミではなくなりますし、これを更に浄化して流せば配水管も詰まらず海まで流れていく―大まかに言うとこういうことになります。ではその仕組みを具体的に説明しましょう。機械の中には直径1cmのセラミックボールが無数に入っているのですが、この玉と投入した魚の骨や内臓、野菜などを一緒に攪拌することで生ゴミはミクロ単位まで細分化されます。そして、密度が極限までゼロに近づき最終的には水になるわけです。
本郷 玉と玉の摩擦で水になっていくと。
池上 攪拌するだけでは液状であっても綺麗な水ではなく、まだ魚や野菜の栄養分が残っている「生きたゴミさん」ですから、バクテリアに食べさせることで水を浄化させて廃液を下水に流していくと。もちろんゴミの排出及び投入基準、下水に生ゴミを流してはいけないなどの現行の法律をすべてクリアした上で商品化していますので安心ですし、内部で熱を発生しないためダイオキシンの心配も一切ありません。しかも短時間で大量に処理できる点も大きなメリットで私どもとしてはこれ以上クリーンなゴミ再生装置はないと確信しています。
本郷 「リターンエース」の一日の処理能力はどれくらいですか。
池上 200〜300kgが中心です。これには理由がありまして、処理能力5〜100tクラスの自治体関連用並びに家庭向けの小型処理機は大手電機メーカーなどで既に製造されているものの、50kg〜1t未満クラスの処理機はあまりなかったのですね。更にスーパーやホテルなど管理者がいない所では生ゴミ以外のものを投入されて故障に繋がる懸念がありますので、そう大きくないものを何台か設置して1台が稼動しなくても残りの機械で対応できないかという点にも着目しました。ちなみにこのクラスは従来コンポストで堆肥にする方法が採られていましたが、例えばおがくずを100kg入れたとしますと2〜3ヵ月後には200kgのおがくずを持ちかえなければならなくなります。これでは面倒なだけですから最初からゴミのままにしておこうとなるのですね。
本郷 形を変えたゴミになるだけですよね。
池上 その通りです。それに塩分が入るとおがくずを堆肥にすることもできませんが、この生ゴミ生産装置だと残るのは培養菌=バクテリアだけで廃液は土壌活性剤としても最適です。焼却や最終処分の問題とも無縁ですから生ゴミ再生装置としては完璧のものではないでしょうか。
ベクトル波動水の様々な効果
本郷 生ゴミ再生装置については非常に分かりやすく説明して頂き、私もよく理解することができました。一方のベクトル波動水発生器についてもお聞かせ願いますか。
池上 市販の浄水器では物足りない、もっと人や地球環境に優しい水をという消費者のニーズを受けて開発しました。装置にはベクトルエネルギー(ベクトルポテンシャル場)、波動の力(エネルギー)、零(ゼロ)磁場、磁石の力(エネルギー)、MHD反応(時期流体力学)、遠赤外線効果が組み込まれておろ、特許出願済みです。
本郷 磁場を通ることで水の分子構造が細分化され、味もまろやかにおいしくなった、体への吸収が良くなった、浸透圧や洗浄力が高まったということを耳にしますが。
池上 おっしゃる通りで、お客様からご飯や煮物がおいしく炊ける、お風呂の湯が軟らかく体の心まで温まる感じがする、洗剤の使用量が少なくなった、水垢やヌメリなどが減少したなどのお声を頂いています。
本郷 なるほど。こちらもかなり期待できそうですね。今後も環境問題について様々な提案をしていかれるかと思いますが、抱負や目標があればお願いします。
池上 環境産業でしか活路は開けないという思いから生ゴミ再生装置の開発に力を注いできたわけですが、現在は信頼できる方を通じて口コミが中心ですので今後は幅広い普及が課題です。息子ともよく「ゴミさんが助けてくれる」といった話をしていますが、ゴミの分解から出てくる水を回収し土壌改良剤として農作物に与え、それが実って人間が摂取し、それをまた生ゴミで出して水にするという完全リサイクルのこの生産装置は21世紀の循環型社会にマッチするものです。徒歩5分ほどの間隔にある地域のゴミ回収場所に1台ずつ設置されるようになれば環境にも大きく貢献できますので、開発者の使命として普及活動にも積極的に取り組んでいきたいですね。
本郷 全国に広がれば生ゴミ問題の解決に向けて画期的な1歩になりますよね。
池上 また、生ゴミはどうしても臭いや汚れが発生するため定期的な掃除が必要になりますが、そのためメンテナンス部隊やリサイクル工程の再処理施設を造るなどして多くの方と共に盛り上げていきたい―こんな大きな夢もあります。
本郷 社長の明るく楽しい人柄やお話しぶりはしっかり社員の皆さんに伝わっており、仕事に対する充実感、あるいは自信がよく感じ取れます。今後も様々な発想で必要とされる、喜ばれる機械・装置を世に送り出してください。応援しています。
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活気あふれる池上工作所 |
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